協和発酵 抗パーキンソン剤KW-6002の臨床試験一時休止
公開日時 2003/10/09 23:00
協和発酵は10月9日、米国100%子会社の協和ファーマシューティカルが後期
フェーズ2の終了段階にある抗パーキンソン剤「KW-6002」の臨床試験を一時
的に休止することを臨床試験参加医師に連絡したと発表した。別に実施してい
たラットの長期投与試験で脳に鉱質沈着という予測していない現象が認められ
たのが理由。「ヒトでのKW-6002投与との関連性が確認されていないが、FDAと
相談の上、一時休止する判断をした」としている。
KW-6002は、米国とカナダでフェーズ2b、日本でフェーズ1を終了しフェーズ
2への移行準備中、欧州でフェーズ3の準備段階だが、一時的に休止すること
にした。「早期に再開できるよう全力を尽くす」としている。