大日本製薬 ガスモチン、プロレナール伸長で売上維持
公開日時 2003/11/06 23:00
大日本製薬が11月6日発表した04年3月期中間決算の売上高は、3月に緊急安
全性情報を配布した経口抗菌剤「ガチフロ」が減収だったが、消化管運動促進
剤「ガスモチン」と末梢循環改善剤「プロレナール」が伸長し、横ばいだった。
純利益は、厚生年金基金代行部分返上益22億7300万円を計上したことで、増益
となった。ガチフロは、通期で15億円(前期52億円)を予想。ガチフロの低迷
に加え、国内では大日本製薬、米国では導出先の武田薬品が開発していた糖尿
病治療薬AJ-9677の開発断念が重なり、「第2期中期経営計画」を見直す方針。
〔04年3月期中間決算・連結〕
売上高 813億4700万円(0.0%増)
営業利益 42億8200万円(29.8%減)
経常利益 50億6400万円(22.8%減)
純利益 39億6900万円(20.3%増)
〔04年3月期通期予想・連結〕
売上高 1730億円(前期1721億6100万円)
経常利益 100億円(128億6900万円)
純利益 78億円(63億6400万円)