キッセイ薬品 利益が各段階で回復
公開日時 2003/11/12 23:00
キッセイ薬品工業が11月12日まとめた04年3月期中間決算は、研究開発費のピ
ークアウトやトラニラストの特許訴訟損害賠償金などにより、利益が各段階で
回復した。
個別品目では、パーキンソン病治療薬カバサールが効能追加もあって前年同期
から10億円近く伸びて47億300万円を売り上げた。来期には100億円商品への期
待がかかる。
高脂血症治療薬ベザトールは約1億円減の57億2300万円、通期ではほぼ横ばい
の113億円を見込む。脳循環改善剤キサンボン、切迫流・早産治療剤ウテメリ
ンは、ともに後発品の影響を受けて36億6800万円、37億5800万円と低迷した。
[04年3月期中間・連結]
売上高 293億5100万円(1.3%増)
営業利益 32億3400万円(41.8%増)
経常利益 38億3800万円(68.7%増)
純利益 36億8800万円(281.2%増)
[04年3月期通期・連結]
売上高 600億円(前年同期595億2800万円)
経常利益 70億円(57億1100万円)
純利益 55億5000万円(22億3100万円)