中医協・総会 支払い側意見「経済社会情勢反映を」
公開日時 2003/11/19 23:00
中医協は11月19日に総会を開き、支払い側委員8人が連名で「診療報酬の見直
しに関する意見」を提出した。診療側委員がこれまで2度にわたり、04年度診
療報酬改定に向け提出した「要望書」に対応する内容で、「急激な少子高齢化
の進行、賃金・物価の下落という厳しい現状にある経済社会情勢を十分に反映
する必要がある」「所期の目的を達成したものや効果の認められないものなど
の合理化・整理を行う」などとした。
意見で、「包括化・定額化等の拡大」が挙がっていることについて診療側の青
柳俊委員(日本医師会副会長)は、「在院日数の短縮が患者にとって本当にハ
ッピーなのか十分検証しなければならない」とした。医療事故等に対するペナ
ルティの徹底を挙げていることについて、星北斗委員(日医常任理事)は、
「質の向上の観点からむしろ医療安全にプラスに評価するべき」と述べた。
【「意見」(抜粋)は下段に掲載】