厚生労働省は11月26日の中医協・総会で、医療機関の給与費・病院の職種別給
与の状況を報告した。医業収入に占める給与費は医科52.5％（01年度）、歯科
57.6％、調剤18.6％で、全体では49.4％。２年前（99年度）と比べ、医科（99
年度は52.1％）のみ上昇。全体では50.2％から0.8ポイント低下した。これま
での総会で、支払い側委員らが資料提出を求めていた。

同様に支払い側委員らが求めていた医療従事者の給与水準について、厚労省が、
これまでの医療経済実態調査から、一般病院の病院長の平均給与月額（01年度）
は206万2281円（99年度比2.4％増）、医師・歯科医師101万202円（6.6％増）、
薬剤師39万6548円（12.0％増）、看護職員35万7868円（8.6％増）と報告。こ
れとは別に人事院の「民間給与の実態」（03年度）から、病院長は151万5570
円（前年度比4.4％減）、医師97万125円（2.2％増）、薬剤師35万3230円（0.8％
増）、看護職員33万6776円（1.0％増）と資料説明した。