厚労省・委員会 献血でHIV陽性が最多
公開日時 2004/01/28 23:00
献血の実施でHIV抗体陽性が分かった割合が、03年の速報値で10万人中1.548人
になって7年間で倍増したことが分かり、厚生労働省エイズ動向委員会(委員
長・吉倉廣国立感染症研究所所長)は1月28日までに、「血液製剤の安全性に
も影響を与えかねない」とコメントした。数値は27日に開いた動向委員会で公
表された。
03年1年間に、延べ562万1096人が献血を実施。うち87人のHIV陽性が分かった。
実数、割合とも過去最高。7年前の96年は、献血をした603万9394人中、陽性
は46人。10万人当たり陽性者は0.762人だった。