厚労省・部会 誤使用恐れある製品流通させない仕組みを
公開日時 2004/03/03 23:00
厚生労働省の「医療安全対策検討会」医薬品・医療用具等対策部会は3月2日、
「規格」「名称類似」「注射薬の外観類似」「輸液」「眼科用剤」の各ワーキ
ンググループ(WG)から検討報告を受けた。このうち、名称類似、注射薬の外
観類似両WG(リーダー・土屋文人東京医科歯科大学歯学部付属病院薬剤部長)
は、(1)類似性評価システムを早期に完成させ誤使用の可能性のある名称ま
たは外観の製品を新しく流通させない仕組みを整備(2)既存製品で特にリス
クの高いものについて個別に対策を講じるため事故原因や背景について情報収
集――などを求めた。
また、既存製品の名称変更について、「変更に伴うリスクも考慮し心理長に対
応するべきだが、口頭指示が行われる救急医療で重大な事故が生じたような事
例については積極的に検討すべき」とした。