ファイザー・ジャパン MR数を04年に200人増やし3400人体制に
公開日時 2004/03/04 23:00
日本のファイザー(ファイザー・ジャパン)のアラン・ブーツ社長は3月4日、
02年12月―03年11月期の業績について記者会見し、03年8月のファルマシアの
統合もあり、売上高は23.8%増の3081億1600万円となったことを明らかにした。
うち医薬事業部門(医療用医薬品)の売上高は前期比24.1%増の2894億6900万
円。
MR数は現在の3200人から04年に200人増員する計画。MR1人あたり生産性は約9
000万円(2894億6900万円/3200人)から、5割アップを目標にしていく。研
究面では、現在の痛みと消化器疾患に04年末までにもうひとつ研究領域を追加
する計画。研究員を06年までに100人増員し330人に、08年までにさらに380人
まで増強する。1年に出す新薬候補を現在の2品目から06年までに3品目、08
年までに4品目にする計画。
ブーツ社長は「日本企業の買収はプライオリティに全くなっていない」と述べ
るとともに、「山之内製薬やエーザイなどとのアライアンスは非常に重要。パ
ートナーとの提携はコアの戦略であり続ける」と語った。03年12月―04年11月
期の売上高は4133億円を目指す。