藤沢薬品 中国、台湾事業基盤を再構築
公開日時 2004/03/11 23:00
藤沢薬品工業は3月11日、中国、台湾医薬品市場での事業基盤を再構築すると
発表した。03年12月に香港に100%子会社として設立した「藤澤薬品大中華有
限公司」を中国、台湾事業の統括会社とし、現在台湾子会社にある経営戦略・
人事・経理などの本社機能を移転。統轄会社が、中国国内販売会社となる「藤
澤薬品(中国)有限公司」と、台湾国内販売会社となる「台湾藤澤薬品工業股
有限公司」を束ねる体制とする。
中国、台湾事業を日本の本社直轄とするよりも、両社を束ねる統轄子会社を設
けることで、現地により密着した事業戦略の立案、実施、相互連携ができると
判断した。台湾国内は医療費抑制策が厳しく、中国でのビジネス展開を一層効
率化する事業体制の見直しを検討していた。