中医協・矢崎氏 「薬剤費削減分は新薬開発に」
公開日時 2004/03/17 23:00
独立行政法人国立病院機構理事長就任が決まっている中医協・薬価算定組織の
矢崎義雄委員長(国立国際医療センター総長)は3月17日の総会であいさつし、
医療保険制度に関し、「ジェネリック医薬品育成などで節減できた費用を、医
療費の総額抑制のためでなく、新薬開発などイノベーションに活かせるように
してほしい。このほど確立した再算定の新しいルールも、有用性の高い新薬の
インセンティブとなるよう十分活用してほしい」と述べた。
また、メーカーに対し、「新薬(の承認申請)でたとえば類似薬効のうち高い
ものとの比較についての『考察』のみでなく、優越性について科学的に、実証
データを示して」と注文をつけた。