メディコン 新型尿道留置カテーテルで感染症半減
公開日時 2004/03/28 23:00
静岡の県西部浜松医療センター(616床)で尿道留置カテーテルを「親水性コ
ーティング式」(償還金04年4月以降773円)から「銀・親水性二重コーティ
ング式(I.C.シルバーフォーリートレイ)」(同1750円)に変更したところ、
尿路感染症の発生が半数以下になり133万円以上の治療費を削減できたとのデ
ータを、感染予防・管理コンサルタントの浦野美恵子さん(元同センター衛生
管理室副室長)が3月26日、医療用具輸入販売、メディコン主催の記者発表会
で明らかにした。
「親水性」を採用していた97年は、院内でのサーベイランスの結果、尿路感染
症の報告が71件あった。患者1人が1日入院すると約3万6000円の治療費がよ
けいにかかるとして、総額約256万円の治療費増と試算される。「銀・親水性」
を採用した03年は、報告は34件で、治療費は約122万円の試算。