感染研 A型溶血性レンサ球菌咽頭炎が最高値更新
公開日時 2004/03/29 23:00
国立感染症研究所が3月29日までに発表した感染症週報・第11週(3月8~14
日)によると、A型溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数が依然として増加してい
る。定点当たり患者報告数は2.35(前週2.17)で、過去10年間の最高値を更新
した。山形(9.50)、新潟(8.67)、富山(7.97)、鳥取(5.32)、福井(同)
、宮城(同)などでの報告が多い。
A型溶血性レンサ球菌咽頭炎は、菌の侵入部位や組織によって、急性咽頭炎や
膿痂疹(のうかしん)などさまざまな臨床症状を引き起こす。03年第51週(定
点当たり1.74)をピークに減少していたが、04年第3週(1.14)から再び増加
傾向になっていた。