エーザイ 肥満症治療剤シブトラミンを単独開発・販売
公開日時 2004/05/09 23:00
エーザイは5月7日、国内フェーズ2を終了し近くフェーズ3を開始する肥満
症治療剤「KES524」(一般名:シブトラミン)について、アボット社との開発、
販売に関する契約を見直すと発表した。具体的には「アボット・ジャパンとの
共同開発、2ブランド・2チャネル・2プロモーションによる販売」から「エ
ーザイの単独開発、1ブランド・1チャネル・1プロモーションによる販売」
とする。エーザイは「単独の方が販売戦略を立てる上で迅速であるメリットが
ある」としている。
エーザイは98年1月に独BASFグループの医薬品会社クノールAG社と、ク社のシ
ブトラミンの日本での共同開発・販売に関する契約締結を発表。その後、アボ
ットがBASFの医薬品事業を買収した。98年当時は03年の申請予定を示していた
が、当初予測より遅れている。エーザイは「07年の申請を目標にしている」と
話している。シブトラミンは欧米75ヵ国以上で発売されている。