薬食審・部会 「ニコレット」指定医薬品解除へ
公開日時 2004/06/02 23:00
厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会は6月2日、一般用
医薬品のうち、1個中ニコチン2mg以下を含有する咀嚼剤と、フェルビナク0.
5%以下を含有する貼付剤(消炎鎮痛剤)について、薬剤師による取り扱いが
必要な「指定医薬品」の指定を解除することを了承した。同咀嚼剤はファイザ
ーの禁煙補助剤「ニコレット」(販売は武田薬品工業)が該当。指定解除によ
り薬種商販売業での販売が可能になる。
フェルビナクは、3%以下含有の軟膏剤、液剤、エアゾール剤がすでに指定医
薬品から解除されている。一方、同様に解除の俎上に上がっていた一般用ファ
モチジン(ガスター10)は、「使用者の自己判断による継続使用で重篤な消化
器疾患が見過ごされるおそれがあり、販売時の薬剤師による服薬指導の徹底が
重要」として解除は見送られた。