厚労省 「プール熱にご用心」
公開日時 2004/06/15 23:00
厚生労働省は6月15日、小児のウイルス性感染症である咽頭結膜熱が流行して
いるとして、一般向けに注意を呼びかけた。咽頭結膜熱は、発熱やのどの痛み、
目の炎症や結膜炎などが主な症状で、プールを介して流行することが多いため
プール熱とも呼ばれる。通常、6月ごろから徐々に増加しはじめ、7~8月に
ピークとなる。
国立感染症研究所によると、今年の週ごとの患者報告数は、年明けから過去10
年で最も高く推移。定点当たり報告数は5月24~30日の第22週が0.56で、同様
に過去10年で最も高かった03年の同じ時期(0.30)をさらに上回った。福井
(2.27)、宮崎(2.14)などでの報告が目立つ。