厚労省 「痴呆」用語見直しで検討会設置
公開日時 2004/06/16 23:00
「痴呆(ちほう)性老人」などで使われる「痴呆」という言葉を別の用語に替
えるため厚生労働省は6月16日までに、医療や福祉、文学関係者による検討会
の設置を決めた。今月21日に初会合を開き、今年秋をめどに新たな用語を決め
る。現行の「痴呆」の呼称には蔑視的な意味合いがあると、関係団体などが改
善を要望していた。見直しにより、法的な文書や行政施策全般で使われる「痴
呆」の用語も書き換えられることになる。
検討会の委員は次の通り。
井部俊子(聖路加看護大学長)▽高久史麿(自治医科大学長・日本医学会長)
▽高島俊男(エッセイスト)▽辰濃和男(日本エッセイスト・クラブ専務理事)
▽野中博(日本医師会常任理事)▽長谷川和夫(高齢者痴呆介護研究・研修東
京センター長)▽掘田力(さわやか福祉財団理事長)