栄研 新マイクロチップ技術開発成功、簡易遺伝子検査デバイスへ応用
公開日時 2004/06/21 23:00
栄研化学は6月21日、徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部の馬場嘉
信教授と共同で、新型マイクロチップ技術の開発に成功したと発表した。あら
ゆる分野の遺伝子検査現場で使用できる簡易デバイス開発につなげる。
新型チップ技術は、栄研の遺伝子増殖法LAMP法と徳島大の遺伝子解析法「チッ
プ電気誘導」を同一チップ上で同時に実現。従来PCR法では遺伝子増幅に1時
間以上、加えてゲル電気誘導で遺伝子解析を行うには1~2時間かかっていた
のに対し、増幅から解析まで15分以内で可能という。極微量の遺伝子の有無を
肉眼で判定できる。