厚労省・検討会 抗がん剤併用療法新たに2例効能取得促進
公開日時 2004/06/27 23:00
厚生労働省の抗がん剤併用療法に関する検討会(座長・黒川清東海大学教授)
は6月25日、4回目の会合を開き、適応拡大を迅速に進める対象として、「悪
性骨髄腫に対するシスプラチンを用いた化学療法」「子宮体がんAP療法(シス
プラチン、ドキソルビシン併用療法)」の2療法を追加した。7月にも開催予
定の薬事・食品衛生審議会第2部会で事前評価を受ければ、特定療養費制度に
よる保険請求が可能になる。同時に、厚労省は各企業に適応拡大の早期承認申
請を指示する。
5月7日の第3回会合で決定し同21日の薬食審・部会を通過した7療法と合わ
せ、同検討会が有効性や安全性を確認したのは計9療法になった。同検討会は
これまでに、優先的に適応拡大を行う対象として21療法を選定したが、「同じ
適応の別の療法が承認された」などの理由で、5療法については計画を見直し
たり取り扱いを変更。残る7療法は次回会合(7月23日開催予定)で議論する。
計画の見直し、取り扱いの変更を決めた療法と理由は最終に掲載。