厚労省・検討会 SARS患者発生でインフルエンザワクチン需要1998万本
公開日時 2004/06/30 23:00
厚生労働省のインフルエンザワクチン需要検討会(座長・神谷齊国立病院機構
三重病院長)は6月30日、04~05年の流行シーズンに予想される需要量として、
前シーズンの当初予測(1244万~1400万本)より4割近く多い、1705万~1898
万本の予測数量をまとめた。さらに、鳥インフルエンザの国内患者が発生した
場合には1815万~1921万本、SARS(重症急性呼吸器症候群)の国内患者発生で
は、1887万~1998万本に上ると予測した。
一方、国内4メーカーの製造予定量は、計1996万5000本。検討会委員のメーカ
ー関係者によると、2000万本も可能と見込まれるという。前シーズンは1481万
本製造し、18万本が未使用だった。