参天 アールテック・ウエノから緑内障・高眼圧症治療剤導入
公開日時 2004/07/12 23:00
アールテック・ウエノ(以下ウエノ)と参天製薬は7月12日、ウエノが製造承
認を持つ緑内障・高眼圧症治療剤レスキュラ点眼液の国内販売に関する契約を
締結、参天が独占的販売権を取得し、10月1日から販売を開始すると発表した。
ウエノは、同点眼液専任MR約30人で一部の医療機関に対して自らプロモーショ
ン活動を行う。
参天は、眼科領域でドライアイ、抗菌点眼剤、緑内障、アレルギーの4領域の
製品に力を入れているが、このうち同社がトップシェアでないのは、眼科薬市
場最大の疾患領域セグメントである緑内障領域のみ。同領域でのラインナップ
が強化される。
ウエノは6月30日に、日本での眼科事業の拡大を目指し、藤沢薬品工業とのレ
スキュラ点眼液の日本での独占的販売契約を終了し、10月1日からウエノが自
社販売することで合意したことを発表していた。03年度の藤沢のレスキュラの
売上は59億円、04年度は中間期で27億円、通期で55億円を予想していた。