厚生労働省は７月15日までに、へき地での医師確保を目的とした「医療対策協
議会」の都道府県別設置状況をまとめた。同14日段階ですでに設置しているの
が18ヵ所、設置予定15ヵ所、検討中が14ヵ所だった。設置形態（予定や検討中
を含む）は、35ヵ所が都道府県単位。岩手、宮城、大阪は、府県単位に加え二
次医療圏単位でも設置、京都は、特に対策が必要な複数の二次医療圏で設置を
検討している。

医師の臨床研修制度スタートなどで医師不足が懸念されることから、厚生労働、
総務、文部科学の関係３省は今年３月、全国の都道府県に、地域医療を担う医
師養成に向けた方策を検討するための協議会設置を指示していた。