シェリング・プラウ C型肝炎治療薬減収、6500万ドルの赤字
公開日時 2004/07/22 23:00
米シェリング・プラウが7月21日発表した04年4―6月期決算によると、売上
高は前年同期比7%減の21億4700万ドル、純損益は、富山化学工業とニュータ
イプのキノロン系合成抗菌剤ガレノキサシンのライセンス契約を締結し契約一
時金として8000万ドルを支払ったほか、人員削減に伴う特別費用もあり、6500
万ドルの赤字(前年同期は1億8200万ドルの黒字)。
C型肝炎治療薬市場での競合激化とレベトールの後発品参入で厳しい状況が続
く。C型肝炎治療薬ペグイントロンは42%減の1億4400万ドル、レベトールは
55%減の8800万ドル。
一方、米国以外(日本除く)で販売権を持つレミケード(関節リウマチ)は44%
増の1億8200万ドル。テモダール(脳腫瘍)は17%増の1億200万ドルと好調。