神奈川県保険医協会（平尾紘一郎理事長）がこのほど実施した、「小児科の夜
間、休日、深夜の診療に伴う特例」（小児科特例）に関する実態調査で、特例
の対象となる時間帯に診療し時間外加算を算定した医療機関は全体の約７割に
上るが、患者負担が増えることによるトラブルが発生したケースはなかった。
しかし、特例の時間帯の患者について、加算対象となる医療機関の16.7％が、
「減った」と答えた。

会員243医療機関を対象に実施、92件の有効回答があった。64医療機関が、「
時間外加算を算定したがトラブルはない」と答えた。48医療機関が、夜間や休
日を診療時間として標榜していた。小児科特例は、夜間などを「診療時間」と
して標榜していても、６歳未満の乳幼児を診療する場合には、「時間外加算」
を算定できる、今年４月の診療報酬改定で新設された制度。調査の詳細は、９
月１日発行の「Monthlyミクス」９月号に掲載。