厚労省 二酸化炭素吸引剤から発火
公開日時 2004/09/08 23:00
閉鎖循環式麻酔器に使用する二酸化炭素吸引剤が発火や異常加熱する事故が海
外で報告されたことから厚生労働省は9月6日付で、同麻酔機器の自主点検と
添付文書改訂を、関係機関に指示した。添付文書は、禁忌の項に「二酸化炭素
吸引剤を開封したまま放置すること、循環式呼吸回路に新鮮ガス(主に酸素)
が供給された状態のまま放置することにより二酸化炭素吸引剤を乾燥させない
こと」などと記載する。
リスクは特定の製品に限定されるものではなく、吸引剤を乾燥させて使用する
ことに伴う共通リスクの可能性があり、発火以外にも一酸化炭素の発生や二酸
化炭素吸引能力の低下の恐れもあるという。