感染研・週報 原因不明の急性脳炎が急増
公開日時 2004/11/09 23:00
国立感染症研究所が11月9日までにまとめた感染症週報・第43週(10月18~24
日)によると、病原体不明の急性脳炎の報告数が増加している。感染症法改正
で急性脳炎が報告対象になった03年11月から今年8月までは58件だったが、10
月からこの週まで(11月7日までの報告を一部含む)の約1ヵ月間で、計62件
の報告があった。このうち、単純ヘルペスウイルス(3件)など病原体が分か
っているのが7件で、残りの55件は原因不明。
55件を都道府県別に見ると、秋田(23件)、新潟(12件)、山形(10件)など、
東北、北陸地方での発生が目立つ。