中医協は11月10日の総会で、高度先進医療として、国立循環器病センターが申
請していた「胎児尿路－羊水腔シャント術」など新規11技術を含め、17医療機
関が申請していた20件（16種類）について、承認することを了承した。申請医
療機関ごとの技術は次の通り。

・名古屋市立大学病院＝実物大臓器立体モデルによる手術計画、腹腔鏡下前立
腺摘除術
・横浜市立大学医学部付属病院＝活性化自己リンパ球移入療法
・大阪医科大学付属病院＝抗がん剤感受性試験（適応症の拡大）
・滋賀医科大学医学部付属病院＝腹腔鏡下前立腺摘除術
・秋田大学医学部付属病院＝同
・日本医科大学付属病院＝同
・杏林大学医学部付属病院＝同
・群馬大学医学部付属病院＝悪性黒色腫におけるセンチネルリンパ節の遺伝子
診断、骨髄細胞移植による血管新生療法
・山形大学医学部付属病院＝難治性眼疾患に対する羊膜移植術
・国立循環器病センター＝胎児尿路－羊水腔シャント術（新規）
・九州大学病院＝膵臓移植手術（新規）
・岡山大学医学部歯学部付属病院＝胸部悪性腫瘍に対するラジオ波焼灼療法
（新規）、腎悪性腫瘍に対するラジオ波焼灼療法（新規）
・神戸大学医学部付属病院＝家族性アルツハイマー病の遺伝子診断（新規）
・京都大学医学部付属病院＝膀胱尿道逆流症に対する腹腔鏡下逆流防止術（新
規）
・東北大学医学部付属病院＝脳死体からの肺移植手術（新規）
・神奈川県立こども医療センター＝中枢神経白質形成異常症の遺伝子診断（新
規）
・東京大学医学部付属病院＝三次元再構築画像による股関節疾患の診断と治療
（新規）