健保連 「混合診療」は特定療養費の新カテゴリーで対応
公開日時 2004/12/09 23:00
健康保険組合連合会の対馬忠明常務理事は12月9日の定例記者会見で、混合診
療の解禁問題に関連し、特定療養費の対象に新たなカテゴリーを加えることを
含め制度見直しを推し進める方針を示した。「混合診療という抽象的な議論よ
り、患者や国民にとって有益で実効性のあるものにする」と強調した。年明け
早々にも中医協での議論の俎上に乗せる。
また、(1)回数、用量制限を超える医療行為は中医協の診療報酬調査専門組
織・医療技術評価分化会で議論する(2)高度先進医療手続きのより一層の簡
素化、迅速化を図る(3)通訳などアメニティサービスは医療行為と切り離し
整理する――ことなども挙げた。健保連内部のワーキンググループがこのほど
まとめ、同日の常任理事会で了承した「中間報告」の内容に基づく提案。