アストラゼネカ 点滴用キシロカイン10％販売中止へ
公開日時 2004/12/16 23:00
アストラゼネカは12月16日までに、「静脈用キシロカイン２％」との取り違え
による事故が複数報告されている抗不整脈剤「点滴用キシロカイン10％」につ
いて、来年３月末で販売中止することを決めた。医療機関あての「お知らせ」
では、塩野義製薬のオリベスK点滴用１％を、代替製品として紹介した。
取り違え事故未然防止のためアストラゼネカはこれまでに、ラベルの色を変え
るなどの対応を行ってきたが、事故を完全になくすことは困難と判断した。日
本病院薬剤師会が病棟や外来処置室、救急カートから同10％を撤去するよう会
員に指示するなど、現場では「10％離れ」が進んでいた。