感染研・週報 感染性胃腸炎ピークか
公開日時 2005/01/17 23:00
国立感染症研究所が1月17日まとめた感染症週報・04年第52週(12月20~26日)
、53週(12月27日~1月2日)によると、急増していた感染性胃腸炎の報告数
は、第51週の定点当たり報告数15.74から、52週には15.83になった。年末年始
で医療機関の休診が多かったと見られる53週は、9.37にやや下がった。感染研
は、例年の状況から「ピークを迎えつつある」としている。
ただ、同調査は全国3000ヵ所の小児科定点医療機関からの報告をまとめたもの
で、広島県福山市の特別養護老人ホームで問題となったような、高齢者を含む
成人の発生を把握対象とはしておらず、これら成人の流行傾向とはずれが生じ
ている可能性もある。