エーザイ グラケー大規模試験、椎体骨折新規発現抑制効果で差でず
公開日時 2005/02/27 23:00
エーザイは2月25日、骨粗鬆症治療用ビタミンK2剤グラケーを対象とした大規
模臨床試験(合計4000症例、治療期間36ヵ月間)で、36ヵ月間の主要評価項目
である椎体骨折の新規発現抑制効果についてはカルシウム製剤単独群と、グラ
ケーとカルシウム製剤併用群の間に差は認められなかったと発表した。
厚生労働省の薬剤疫学的手法検討事業の一環として、エーザイが協力要請を受
諾して実施した。原発性骨粗鬆症を対象として2群間で3年間にわたる無作為
化比較試験を行い、新規椎体骨折の発現などを評価した。現在12ヵ月間の追跡
観察を継続中。