厚労省 キシロカイン10%継続使用に注意喚起
公開日時 2005/03/30 23:00
厚生労働省は3月29日付通知で、今月末までで原則販売中止されるアストラゼ
ネカの抗不整脈剤「点滴用キシロカイン10%」について、在庫を継続使用する
場合などには、医療事故を防ぐため、厳重に保管、管理、使用するよう、医療
機関に指示した。
同剤は濃度の異なる「静脈用キシロカイン2%」との取り違え事故が続発した
ことからア社が昨年、販売中止を決定。しかし今年になって、日本ホスピス緩
和ケア協会から、がん疼痛治療のための供給継続の要望があった。そのため、
暫定措置として同治療分野に限り、同剤を適切に管理すると医療機関が文書で
確約することなどを条件に、供給することにしている。