厚労省 インフルエンザ様疾患の集団感染依然散発
公開日時 2005/05/19 23:00
厚生労働省が5月19日までにまとめたインフルエンザ様疾患発生報告・第24週
(4月24~30日)によると、学校、幼稚園などで患者集団発生のため休校、学
級閉鎖など措置を取ったのは全国で38施設で、今シーズン累計1万2718施設に
なったことが分かった。この時期の措置施設数としては過去5シーズンと比べ
て最も多い。昨シーズン同期は3施設(累計8563施設)だった。
しかし、累計施設数では00年の1万4587施設、02年の1万3702施設の方が多く、
今期はシーズン後半に大きな流行のあったことが改めて裏付けられる。
また、この週のこれら措置の半数近い18施設が北海道(累計2053施設)。これ
とは別に国立感染症研究所がまとめている感染症週報・第16週(4月18~24日)
でも、北海道の定点当たり患者報告数は9.67で、全国(3.10)を凌いでいる。