バイエル 抗Xa治療薬 フェーズ2で有望な結果
公開日時 2005/08/10 23:00
独バイエル社は8月8日、静脈血栓塞栓症の予防を目的とした経口直接作用型
Xa因子阻害剤(BAY 59-7939)の有効性と安全性に関する2つの大規模無作
為化フェーズ2の有望な試験結果がオーストラリアで開催中の国際血栓止血学
会で報告されたと発表した。
膝関節または股関節の全置換術での静脈血栓塞栓症の予防で、低分子ヘパリン
エノキサパリンと同等の安全性・有効性を示した。BAY 59-7939は、現在の標
準薬とは異なり、経口投与が可能で利便性が高いのが特徴。今年第4四半期中
にフェーズ3に入る予定。