独バイエル・ヴェニング社長 日本の医薬品事業に大きな期待
公開日時 2005/11/23 23:00
独バイエルのヴェルナー・ヴェニング社長が来日し11月22日開いた記者会見で
「将来アジア太平洋地域が戦略的拠点として重要な市場になる」と強調し、
「日本市場での医薬品事業に大きな期待をしている」と語った。がんや血栓症
領域で有望な新製品が上市を控えており、「今後業績に大きく貢献する」と述
べた。
グローバルでブロックバスター化する可能性がある経口血栓症治療剤(ファク
ターXa阻害剤、開発コード:BAY59-7939、J&Jと共同開発)が今後数週間以内
に海外でフェーズ3(日本はフェーズ2段階)入りするほか、抗がん剤の経口
マルチキナーゼ阻害剤「ネクサバール」(一般名はソラフェニブ)を日本で07
年に上市する予定(米国では06年上半期の見込み)という。