持田製薬 今期医薬品事業20億円増を計画、主力2製品が好調
公開日時 2006/05/18 23:00
持田製薬は5月18日、06年3月期通期決算を発表した。医薬品事業は主力のエ
パデール(高脂血症)、アテレック(Ca拮抗薬)が伸長し前期比4.7%増の621
億1900万円。原価率の低下(2.2ポイント)や研究開発費減で大幅増益となっ
た。今期医薬品事業は、薬価改定の影響(マイナス6.6%)を主力2製品など
でカバーし642億円への増収を計画。
昨年12月にエパデールのアルツハイマー病のフェーズ2a終了を発表したが、
今後の開発方針について「開発中止は全く考えていない。試験のデザインを模
索している」とコメントした。
●〔連結業績(前期比)06年度予想〕
売上高 706億2700万円(3.8%増)740億円
営業利益 87億9700万円(84.5%増)
経常利益 90億2800万円(79.9%増)83億円
純利益 49億8800万円(116.9%増)50億円
●〔05年度(04年度)06年度予想、億円〕
エパデール 330(299)359
アテレック 82(68)97
アラセナ―A 29(30)27
ミラクリッド 28(31)24
スプレキュア 23(25)21
トロンビン 20(19)21
グランダキシン 20(21)19
ノボヘパリン 17(17)16
ロコルナール 16(18)14
フロリード 11(11)11
IFNαモチダ・同βモチダ
6(11)4