エムスリー 「MR君」、現場MRの81%が「情報提供活動に役立つ」
公開日時 2006/05/30 23:00
ソネット・エムスリーは5月30日、製薬企業向けマーケティング支援サービス
「MR君」に参加する製薬企業約20社に所属するMRを対象としたアンケート結果
を発表した。「医師と接する場面でMR君が役立つか」との問いに、約81%のMR
が「役立っている」と回答した。同社が現場のMRに対するアンケート調査を実
施したのは初めて。MRに対する医療機関の訪問規制が厳しくなるなか、医師と
の円滑なコミュニケーションにeディテーリングを活用するMRが増加している
ようだ。
同社によると、「訪問規制で医師に会えない」「会えても話題に困ってしまう」
など、日常の情報提供活動のなかでMRが直面する課題を打開することにMR君が
効果を発揮した回答が多かった。同社は、これまでインターネットは独立した
サービスという認識が強かったが、情報提供活動のサポートに活用されている
実態は「新しい発見だった」(広報)としている。くわえて、「医師との面談
するきっかけづくり」から「処方決定」まで一連の情報提供活動の流れを包括
的に支援するサービスが少ない状況を踏まえて、活動の場面に応じた活用策を
講じる企業が増加するのではないかとみている。