第一三共 YMバイオサイエンシズからがん治療薬を導入
公開日時 2006/08/01 23:00
第一三共は8月1日、傘下の第一製薬がカナダのYMバイオサイエンシズ子会社
のCIMYMバイオサイエンシズと、抗体医薬ニモツズマブの日本での独占的開発・
販売に関する契約を締結したと発表した。CIMYMへの一時金は1450万ドル。標
的がん種を検討した上で、臨床試験を開始する。
EGFR(上皮細胞成長因子受容体)に対するヒト化モノクローナル抗体。中国、
インド、アルゼンチン、コロンビアで頭頸部がんの適応で承認済み。欧州では
小児の脳腫瘍でフェーズ3、キューバでは成人の脳腫瘍および食道がんでフェ
ーズ2、カナダでは小児の脳腫瘍、頭頸部がんでフェーズ2、非小細胞性肺が
んでフェーズ1/2の段階。