厚労省 排尿改善薬ユリーフの添付文書改定を指示、「失神」注意促す
公開日時 2006/08/16 23:00
厚生労働省は8月16日までに、前立腺肥大症に伴う排尿障害改善薬ユリーフカ
プセル(一般名・シロドシン)の添付文書を改定するよう、製造販売元のキッ
セイ薬品工業に指示した。添付文書の「重大な副作用」の項目に「失神・意識
喪失」を加えて、医療機関に周知徹底し注意喚起を行った。
今回、新たに判明した副作用は、血圧が低下して起こる一過性の意識喪失。こ
のため、これらの意識喪失などが現れた場合には投与を中止することを添付文
書の「重大な副作用」に書き加える。
ユリーフは今年5月にキッセイ薬品と第一製薬が共同販売を開始したばかり。
中医協提出資料によると、発売初年度の売上高は57億円、ピーク時の10年後に
は379億円を見込んでいる。