塩野義製薬 新規HIVインテグレース阻害薬、米国フェーズ1が完了
公開日時 2006/08/16 23:00
塩野義製薬は8月15日、グラクソ・スミスクラインとの合弁会社が開発中の新
規HIVインテグレース阻害薬(364735)が、米国でフェーズ1を完了したと発
表した。健常被験者での安全性と体内動態を検証したもので、結果は07年の関
係学会で公表する。フェーズ2での用量設定が可能になったといい、HIV感染
症患者で06年後半に開始する予定。
インテグレースはヒトにはないウイルス独自の酵素で、同阻害薬はウイルスが
ヒト免疫細胞の遺伝関連物質と結合するのを防ぎ、ウイルスの増殖を抑制する。