協和発酵 抗悪性腫瘍剤KW-2401を米ケリックスに導出
公開日時 2006/10/04 23:00
協和発酵は10月4日、抗悪性腫瘍剤KW-2401(UCN-01)について日本を除く地
域での独占的な開発・販売権を米ケリックス社に許諾することに合意したと発
表した。契約金、マイルストーンおよびロイヤルティの支払いを受けるが、金
額に関しては非開示。
協和が創製したがん細胞のアポトーシスを誘導するプロテインキナーゼ阻害剤。
がん種を幅広く探索する必要があるため、米国国立がん研究所(NCI)のスポ
ンサードスタディを選択。NCIが北米で多種類の固形がん、血液がんを対象に
フェーズ2を実施中だった。
国内では協和が02年にフェーズ1を終了、「海外の進展を見守って今後の開発
を検討していく」という。