厚労省・添付文書改訂 アクテムラ、感染症の重篤化で注意喚起
公開日時 2006/12/04 23:00
厚生労働省は12月4日までに、中外製薬のキャッスルマン病治療薬アクテムラ
について、重篤な感染症を合併している患者に対する投与を禁忌とするよう添
付文書の改訂を指示した。投与患者で感染症の発見が遅れて症状が重くなるケ
ースが見られるため。
投与開始時には患者が肺炎など感染症にかかっていないか確認させるほか、発
熱や倦怠感といったキャンスルマン病の症状が感染症と似ていることから、十
分に検査してどちらの症状なのかを判別するように注意を促している。感染症
を合併している場合、その治療を優先することとした。