大鵬薬品 ACTS-GC試験の続報、TS-1投与群で死亡リスク32%減少
公開日時 2006/12/06 23:00
大鵬薬品工業は12月6日、10月13日に続くACTS-GC(胃がん手術症例1059例を
対象としたTS-1臨床試験)の続報として、TS-1投与群で死亡リスクが32%減少
したことや、手術後3年の生存率が80.5%(手術単独群70.1%)だったことを
明らかにした。「TS-1による有害事象は低頻度で、今後ステージ2、3の胃が
んを治癒切除した患者に対して標準的治療法になると考えられる」とした。来
年1月の消化器がんシンポジウム(米フロリダ州)で詳細を発表する。
全国100以上の医療機関が参加し、ステージ2、3の胃がんを治癒切除した患
者を対象に、手術のみの群と手術後TS-1を1年間服用する群に
割り付け、全生存期間などを比較した。