厚労省・安全性情報 リツキサン、フロモックスなど掲載
公開日時 2007/02/22 23:00
厚生労働省は2月22日、医薬品・医療機器等安全性情報(No.233)を公表した。
添付文書改訂を指導した全薬工業と中外製薬の抗悪性腫瘍剤リツキサン(12月
21日付)と、塩野義製薬の抗菌剤フロモックス(1月12日付)など、改訂の根
拠となった症例の概要を掲載した。
リツキサンは04年11月4日から06年12月11日の間に死亡例5例を含む6例で劇
症肝炎、死亡例1例を含む3例で消化管穿孔が報告されたとした。それを受け、
「警告」や「重要な基本的注意」、「重大な副作用」を変更し注意喚起した。
フロモックスは、03年4月1日から06年12月5日までの間に死亡例1例を含む
3例で劇症肝炎が報告された。そのため「重大な副作用」に追記した。