アストラゼネカのブレナンCEO 日本市場で積極投資継続
公開日時 2007/02/22 23:00
英アストラゼネカ本社のデビッド・ブレナンCEO(最高経営責任者)は2月21
日、国内で記者会見し、日本市場で大幅な投資に継続的に取り組む姿勢を示し、
増員を計画中であることを明らかにした。また、日本企業と製品、技術ベース
での買収や提携を積極的に進める考えを示した。
抗がん剤のアリミデックス、カソデックス、ゾラデックス、PPIのオメプラー
ルなどの貢献で、業界平均を上回る成長を達成。スタチン系のクレストールに
加え、今後上市が期待されるPPIネキシウムや喘息治療薬シンビコートが成長
を牽引していくと表明した。
今後3年間で全社で約3000人の人員削減方針を打ち出した直後の来日で、発言
が注目された。日本の売上は全体の6%にすぎないが、ブレナンCEOは「全世
界で2番目に大きな市場。非常に重要なビジネスになる」と高成長を維持した
い考えを強調した。