ファイザー日本法人 MRを450~600人削減へ
公開日時 2007/02/28 23:00
ファイザー日本法人の岩崎博充社長は2月28日の記者会見で、MR数を現在の30
00人から15~20%(450~600人)減らすことを明らかにした。米本社が全世界
従業員の1万人削減計画を1月に発表したのに伴い、日本法人はMRを含む医薬
品事業部門の従業員4000人を15~20%(600~800人)減らす方針を打ち出して
いたため、MR数の削減幅が注目されていた。
希望退職者を募る方向だが、詳細は来週早々に労使協議を開始し決定する。米
本社が計画の期限を08年末までとしているのに対し、日本法人は新営業組織の
立ち上げなど、様々な事情を考慮した結果、1年延長し09年末までに完了させ
るとした。昨年12月にスタートさせた領域別営業組織の大枠は維持。また、来
年半ばまでに営業所数を大幅に増やし、MR活動力の向上に取り組む考え。
医薬品事業部門以外の臨床開発、研究、製造部門などの中では、名古屋・中央
研究所が閉鎖対象に挙がっている。「日本のビジネスへのインパクトが大きく、
米本社、労動組合と協議中で、最終的に閉鎖になるかはまだ分からない」とし、
「390人の研究員などの処遇は、国内やグローバルのジョブポスティング制度
の活用が可能で、社内での異動も可能」とした。