厚労省 リスパダールとオムニスキャンの添付文書改訂を指示
公開日時 2007/05/06 23:00
厚生労働省は4月27日、ヤンセンファーマの統合失調症治療薬リスパダールと
第一三共のMRI造影剤オムニスキャンについて、使用上の注意の改訂を指示し
た。
リスパダールは、高血糖や糖尿病の悪化による糖尿病性ケトアシドーシスや糖
尿病性昏睡を注意喚起。「重要な基本的注意」と「重大な副作用」の項の改訂
を指示した。口渇・多飲・多尿・頻尿などの症状発現に注意することや、血糖
値の測定など十分な観察を追記した。
オムニスキャンは、重篤な腎障害のある患者に腎性全身性線維症があらわれる
ことがあるとして注意喚起。「原則禁忌」と「重大な副作用」の項の改訂を指
示した。投与後も十分観察し、皮膚のそう痒、腫脹、硬化、関節の硬直、筋力
低下などの異常の発生に十分留意することとした。