小野薬品 注射剤で後発品の影響顕著
公開日時 2007/05/14 23:00
小野薬品工業は5月14日、07年3月期通期決算を発表した。薬価引き下げ、後
発品の影響によりキネダック(糖尿病性神経障害)が前期比18.5%減となった
ほか、カタクロット(脳血栓症急性期)やプロスタンディン(末梢循環障害)
など後発品の影響を受けた注射剤5品目が18.6%減となった。
各製品の07年度売上予想は「長期収載品の売上に影響する後発品の使用促進策
やDPC導入病院の拡大など不透明材料が多いため、今回から非開示とした」と
している。
〔連結業績(前期比)07年度予想〕
売上高 1417億1100万円(4.7%減)1473億円
営業利益528億4100万円(7.2%減)558億円
経常利益565億8700万円(4.5%減)581億円
純利益 352億7100万円(2.4%減)353億円