厚労省・タミフル臨床WG 睡眠との関連調べる試験実施へ
公開日時 2007/05/15 23:00
厚生労働省の「リン酸オセルタミビルの臨床的調査検討のためのワーキンググ
ループ」は5月14日、タミフル服用と異常行動の関係性について、睡眠との関
連性を調べる試験の実施と、症例の具体的な調査を中外製薬に指示することを
決めた。
WGでは、タミフルを投与したことによる10歳代の異常行動について、専門家か
ら「睡眠障害の症状と似ている経過をたどっている」との意見が多かったこと
を踏まえ、試験の実施を決めた。睡眠薬で行われる睡眠検査室試験で、成人を
対象に行うとしているが、プロトコールなど詳細は今後詰める。また、これま
で報告された症例についても、タミフルの服用時刻と発現時刻の関係や睡眠と
の関連性を調査する。