松谷卸連会長 流通適正化に意欲
公開日時 2007/06/04 23:00
5月の通常総会で4選された日本医薬品卸業連合会の松谷高顕会長は6月4日
記者会見し、組織運営の基本方針を説明した。流通適正化問題では、未妥結・
仮納入や総価取引が昨年、中医協での審議対象となったことや厚労省保険局医
療課長名(経済課長と連名)で医療機関に是正通知が出されたことを評価。薬
価調査の精度を高めるためにも、さらなる改善を進めていく考えを示した。
また、医薬品卸業としての公益的機能をはたすためIT化推進の重要性を強調。
「信頼される卸として国民に貢献するうえで大きな柱になる」とし、安全な供
給を確保するためのトレーザビリティ(履歴追跡)の意義などを訴えた。