科研製薬 bFGFの欧米展開、サンスターが歯科領域で開発
公開日時 2007/06/19 23:00
科研製薬は6月19日、褥瘡・皮膚潰瘍治療剤フィブラストスプレーとして商品
化に成功しているbFGF(塩基性線維芽細胞成長因子)について、欧米での歯科
領域の開発、販売権をサンスターに供与すると発表した。「複数の企業と導出
交渉を行ったが、サンスターの開発計画の具体性と熱意を高く評価した」と話
している。サンスターは2011年の上市を目指す。国内では科研が歯周病などの
適応拡大を開発中。
サンスターは歯科用抗生物質製剤(歯周炎治療薬)ペリオクリン歯科用軟膏を
国内で90年、英国で93年から発売するなど、医療用医薬品の開発・販売にも実
績がある。